ーー今月の花ーー

蜘蛛の糸

 7月16日は「閻魔賽日(えんまさいじつ)」です。
閻魔賽日」とは陰暦正月16日と7月16日の1年に2回ある、地獄の底にある釜の蓋が開く日と言われています。

 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」で、泥棒のカンダタという男が地獄に落ち、生前に蜘蛛を助けたことがあることから、釈迦はこの男に手を差し伸べたお話のように、私達も誰かの蜘蛛の糸になる事が出来れば良いなあという思いを込めて作品にしました。

 

作者 光風流副家元 内藤貴風
花材 ホウキグサ チューリップ

   グロリオサ キンギョソウ

   アスター アルストロメリア

   デルフィニウム
花器 変形壺


家 元 挨 拶

私たち光風流は、伝統的な「いけばな」が持つ和の感性をまもりながら、花をもって暮らしを彩り心に安らぎを育てることを第一と考えます。

洋の東西を問わず、花で彩る心と花で彩られた暮らしは、高価な家具調度品や宝飾品が持つ贅をも凌駕します。

 人々の暮らしは日々新しいものへと変化しています。この速い変化に作法や様式美を旨とする旧来の「いけばな」では対応しきれなくなっています。光風流は「和の感性」こそ柔軟にかつ大らかに人々の変化に対応できると確信しています。これは、様式美を否定する姿勢ではなく、人々の暮らしこそを第一に考える姿勢です。

 和の感性とは本来柔軟で簡素なものです。光風流は、時代の流れの中で住まう地域や気候に応じて変化し続ける新しい暮らしを、この和の感性で彩ることを目的とした「いけばな」です。

洋風の家だから、田舎家だから、マンションだから、南国だから、北国だから、フォーマルだから、カジュアルだからと理由を付けて拒絶することをしません。

この柔軟で簡素な光風流のいけばなを出来るだけ沢山の地域の人々に伝えていきたいと思い、日々私たちは活動しています。 

光風流家元 内藤 正風

光風流 本部

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